TCGの営業は大変?ユーザーとの対戦も!

TCG

この記事はこんな人におすすめです!

・トレーディングカードゲームに関わる仕事の内容を知りたい
・トレーディングカードゲームの仕事に転職する方法が知りたい

TCG (トレーディングカードゲーム)の営業に転職!

前回の記事でお話しした通り、乙女ゲーム大手企業のトレーディングカードゲーム(以下「TCG」)部門で、営業の仕事をすることになりました。

「営業」と聞いて想像する仕事は、販売目標やノルマがあって達成できなければ上司から怒られるのでは••••••という方も多いかと思います。私も実際にそう思っていました。
しかし実際の仕事内容は「新商品の紹介」や「店舗とお客さんの反応を吸い上げる」というものでした。特にノルマも設定されず、今後の商品展開で参考になる情報が集まればよいという感じでした。
毎週自社のTCGを取り扱う店舗を訪問し、店長さんやそのTCGの担当者と話した内容を上司や開発部署に報告します。売れ行きが良くなければ悲観的な話をされることもありますし、反対に調子が良ければお客さんが喜んでいたポイントを教えてもらったりもしました。
地方出張も多く、地域ごとにユーザー事情が異なるという発見もありましたね。特にカードゲーム人口自体が少ない地域では、コミュニティの形成や維持といった課題もあります。そういう地域の人にも長く楽しんでもらえるコンテンツ作りというのも、考えさせられました。

この仕事で楽しかったことは、目標としていた業界に近づけたことや、周りの先輩たちと好きなゲームやアニメの話ができたことなど仕事以外の部分が大きかったです。
もちろん仕事も楽しく、店舗営業以外にTCGイベントの運営ユーザーとの対戦販促施策の企画立案など多くの仕事が経験できたのも嬉しいポイントでした。
具体的には
・TCGの新規ユーザー向け体験会の実施
・TCGの大型ファンイベントの運営
・ユーザー主催大会(「CS」と呼ばれるタイプのイベント)へ、公式スタッフとして参加
・大学生向けのTCG体験施策(学園祭への出展や、体験キット配布)
など、様々です。もしかすると、私がいた会社のTCGを遊んでくださっている方とはどこかで会っているかもしれませんね。
TCGイベントの話は、またいつか別の記事でお伝えしたいと思います。

※2023年2月18日追記
カードゲームの仕事について、「イベント編」「体験会&販促試作編」として記事を公開しました。併せて読んでもらえると嬉しいです。

TCGの業界を目指す人へ

TCGが好きな人の中には「自分もカードゲームを作りたい!」と考える人もいると思います。
そういった人は未経験からいきなり開発を目指すのではなく、まずは営業や制作進行など別の職種からTCG業界に入り込むのも一つの手だと思います。そこで成果を出しながら「カードゲームの開発がしたい」という意向を会社に伝えてみるのもひょっとしたら有効かもしれません。
私自身はカードの開発をしたいとまでは思っていませんでしたが、未経験からカードゲームの営業という自分が好きなものの仕事に就くことができています。
仕事である以上大変なことは当然ありますが、「好きなものに関わる仕事をする」という経験を積むことができたのは貴重な体験でした。もしカードゲームの業界で仕事をしてみたいという方は、私のような方法で業界に入り込める場合もあるということを覚えておいてもらえると嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました