人事異動でゲームの開発部署が新設!まさかの初期メンバーに抜擢
これまでの記事で、私がカードゲームの営業としてとある企業に入社したことはお話ししていました。
入社してから1年以上は営業として店舗訪問や販促施策の考案を行ってきました。そんな感じで仕事にも慣れてきたある年の1月のことです。社内で大規模な人事異動や部署の新設が行われ、社内の人事が大きく動きました。その流れの中で私みねぞうも、カードゲームの営業を離れることになったのです。
かつての部署を離れていった先は、新設された「新規コンテンツの開発部署」でした。
配属されたのは私と、私が仕事で取り扱っていたTCGの開発責任者(兼マネージャー)、元々別の新規企画の開発を行っていた社員(Aさん)の3名でした。
ただ、新設されたばかりで何をやるべきかもわからない状態でしたので、とりあえず私とマネージャーの二人は新企画の企画書を色々出してみよう、ということになりました。
NintendoSwitchのゲーム企画やスマホゲームの企画など、企画出しの練習も兼ねていくつかの企画書を提出しました。結局GOサインの出る企画はなく、課としての当面の仕事は「Aさんのプロジェクトを手伝う」「取締役発案(だったはず)のスマホゲームを開発する」という2つになりました。
この2つの詳細については別の記事で今後お話ししていきますが、結論から言うと2つとも大失敗します。
今ゲームの開発を行っている方、今後ゲーム開発の仕事を目指したい方は「悪いお手本」として、今後の記事を参考にしてください。
ゲーム開発におけるポジションと、みねぞうの担当について
ところで皆さんは、ゲーム開発における会社の立ち位置についてご存知でしょうか。
ゲーム開発において、「ゲーム会社」と呼ばれるものには大きく二つの種類があります。ひとつは「自社でゲームの開発を行う会社(デベロッパー)」、もうひとつは「自社ではゲーム開発を行わず、開発をデベロッパーに委託して販売する会社(パブリッシャー)」です。本当はもっと複雑なのですが、大枠として掴んでおいてください。
私がいた会社はパブリッシャーにあたり、ゲームの企画や世界観・キャラクターといった部分を担当していました。自社ではゲームの開発を行うことができないので、デベロッパーに業務を委託することでゲームを制作していました。
デベロッパーにあたる会社も、ゲームの企画や世界観・キャラクターの制作を行うことはもちろんあります。そこに追加で、パブリッシャーから委託された開発業務を請け負うこともあるというわけです。
私がパブリッシャーにいたというのは先ほどお話ししましたが、そこで任されていたポジションはディレクターでした。ディレクターというのは、他の職種の人が作った成果物の内容についてOKかNGかを判断したり、各担当者が進めるべき仕事の指示を出したりするポジションです。私のいた会社ではプランナーと混同されていましたが、本来は別々の職種として存在しています。
またゲームに関わる職種は、プロデューサー、プランナー、エンジニア、デザイナー、など他にも色々あります。もしゲームの仕事に興味があるのであれば、より詳しく自分のやりたい職種について調べてみるのもよいかもしれません。
調べた中でやってみたい仕事、自分にできる仕事を探していくのもいいと思います。